フローリングが傷んできたけど、メンテナンスはどうすればいいの?
複合フローリングでも研磨は可能?
新築時はとても綺麗なフローリングも、年数と共に経年劣化をしていきます。あんなに綺麗だったフローリングが傷だらけになったり、日焼けしたりと目もあてれない状態に。経年劣化で汚くなってきたけど、まだ使えるし張り替えようか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。無垢フローリングは経年劣化したら研磨をすることができると気痛いことがあるけど、複合フローリングはどうなの?という疑問に今回はお答え致します。
こんにちは!
クリーンサンダーWEB編集担当のK.Gです!
綺麗だったあの頃のフローリングに戻したい!でも費用も時間もかかるし、張り替えはあまりしたくないという方も多いと思います。経年劣化で汚くなってしまったリビングにお客さまをお呼びするのも気が引けてしまいますよね。でも我が家は複合フローリングだから研磨はできないし、、、という風にお考えのお客様もいるかもしれないと思い、本記事を書かせていただくことになりました!
今回は複合フローリングでもフローリング研磨を行うことができるのか!という疑問にお答えするため、まずは複合フローリングとは何か。そして複合フローリングは研磨ができるものなのかということをお話ししていきたいと思います。
それでは参りましょう!
複合フローリングとは
複合フローリングとは薄い木材を貼り合わせたフローリングのことをいいます。複合フローリングの中にもいくつかの種類があり、複合フローリングとはそのいくつかの種類の総称です。では複合フローリングにはどのような種類があるのでしょうか。
シートフローリング
複合フローリングの中で、現在最もポピュラーなものがシートフローリングです。これは何枚かの板材を重ね合わせた合板の表面に樹脂フィルムやオレフィンシートといった化粧シートを貼り合わせたものになります。木材の柄を印刷したシートを貼ることで、フローリング感を出すものや、合板部分は木材でできているのに表面は石目調の化粧シートが貼られているものなども出てきています。現在の建売戸建や新築マンションなどの標準フローリングとして使われることが多く、安価で頑丈なフローリングです。
突板フローリング
突板フローリングとは合板表面にシート状にスライスした天然木材を貼り合わせたものです。構造はシートフローリングとよく似ていますが、シートフローリングとは違い天然木材を使用しています。価格を上げすぎず、天然木の風合いが欲しいという方に向いている床材で、新築マンションのオプションや注文住宅でもよく使われています。
挽板フローリング
シートフローリングや突板フローリングとは異なり、ノコギリで切った木材板を合板の表面に貼り合わせたものを挽板フローリングといい、見た目はまるで無垢フローリングのような床材です。合板に張りわせることで湿気や温度による木材の収縮を抑え、無垢フローリング特有の隙間を発生させない特徴があります。表面の無垢木材の厚みは商品により異なりますが、シート状ではない厚みのある無垢材を張り合わせているので、表面は無垢フローリングと比較しても違いはわかりません。無垢フローリングの弱点を克服した無垢フローリングのような位置付けで、価格も無垢フローリングと同じかそれ以上になるものも存在します。
複合フローリングは大きく分けて3種類あることがわかりましたね!
しっかり覚えておくんだぞ!
昔は突板フローリングや挽板フローリング、無垢フローリングしかなかったが、最近では安価にフローリングを量産するためにシートフローリングというものが出てきたんだ!
なるほど!
僕の実家は築20年ほどなので、挽板フローリングが使われています!
意外と良い床材だったんですね〜
複合フローリングは研磨できる?
結論から申し上げると、複合フローリングは研磨をすることができます。そして、研磨ができない複合フローリングも存在します。一体どうゆうこと?それは複合フローリングには種類があり、フローリング研磨できるものとできないものが存在するのです。では、どのような複合フローリングであれば研磨ができ、逆にどのようなものであれば研磨をすることができないのでしょうか。
研磨ができない複合フローリングとは
複合フローリングの中で研磨ができないとされるものはシートフローリング、突板フローリングです。
シートフローリングや突板フローリングは表面に化粧シートや薄い木材が貼られているだけですので、無垢フローリングとは異なります。研磨をするとフローリングではなくなりますので、絶対に研磨はしてはいけません。
研磨が可能な複合フローリングとは
フローリング研磨が可能な複合フローリングは挽板フローリングです。挽板フローリングは前述した通り、表面に厚みのある無垢材を張り合わせているので、表面は無垢フローリングと変わりません。ですので、研磨をすることも可能です。しかし、挽板フローリングの中には研磨ができないものもあるので、注意が必要です。
複合フローリングでも研磨ができるものがあるんですね!これは実家の母に知らせなくては!でも研磨ができない挽板フローリングってどのようなものなのでしょうか?
そうなんだ!
実は研磨は無垢フローリングだけのものではない!
天然無垢材を表面に貼った挽板フローリングであれば、研磨をすることが可能だぞ!
ただ気をつけてもらいたいのは、表面の無垢材の厚みが2mm以上必要なんだ!
研磨が可能な挽板フローリングでも研磨できない時がある
研磨が可能な複合フローリングの挽板でも研磨ができない場合があります。下にリストアップした場合ですと研磨ができないことがあるので注意が必要です。
- 表面の無垢材の厚みが2mm以下の場合
- 一度研磨をしており、表面木材の厚みが薄くなっている場合
- 経年劣化による不陸が大きすぎて1mm以上の段差がある場合
実家は研磨はしたことはないし、表面に貼られた無垢材の厚みが2mm以上あるので研磨できそうです!
でも不陸ってなんですか?
よかったじゃないか!
挽板の住宅は意外とあるから、しっかり調べれば床材の張り替えをせずにフローリング研磨でリフォーム費用を抑えることにもつながるぞ!
なんだ、不陸も知らないのか?
不陸とは水平でない凸凹した床材の状態を表した言葉なんだ。
経年劣化でフローリング同士の高さが合っていない状態のことだな。
覚えておくだぞ!
そうなんですね!
覚えました!
ありがとうございます!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
結論としては複合フローリングは研磨ができるものが存在するということがわかりました。挽板フローリングで表面の無垢材が2mm以上あるものであれば、施工が可能です。ただし、不陸のある床材だと2mm以上ある挽板でも、場合によっては素地まで研磨してしまう恐れがあります。研磨を依頼する場合は、プロの目で確認してもらいトラブルの可能性を事前に確認することが大事です。
当社では写真による確認や、現地調査での確認などで床材の状態確認をおこなっております。
研磨をご検討中のお客様はぜひ一度当社までお問い合わせくださいませ。
それでは今日はこの辺で。
またお会いしましょう!